『書道』と言えば、学校での授業の1つであったのはもちろん、
子どもの頃の習い事としてメジャーなものではないでしょうか。
当施設のアクティビティ『いきがい倶楽部』の中でも、
書道は一番参加人数の多い活動となっております。
更に、講師を務めるのは、外部の方ではなく
その道を究めた入居者様である、というのも特徴の1つ。
現在は新型コロナウイルス感染症対策強化の関係で
自粛した形での活動となっておりますが、
少人数や間隔をあけての活動等、様々な対策を講じながら
皆様に墨と筆を使った『芸術』を楽しんでいただいております。
さて、折角したためた作品たちですが、
やはり広くお披露目したい、と考えるのは世の常人の常。
不定期ではありますが、エレベーターホール横の共有エリアにて
フロア毎に「作品展」のような形で
皆様の書を掲示しています。
添削されている状態での掲示になっていますが
「年を重ねても『成長』が出来るんだ」と思わせる内容で
見ている側からも不思議なパワーをもらうことができます。
更に、当施設の『書家』と称される入居者様の
見事な『作品』も併せて掲示させていただいております。
書の下にはちょっとした解説文も添えてあり、
したためられた文字の素晴らしさを
余すことなく感じることができます。
今は感染症対策の為に、
ご家族様やご友人様の来設をお控えいただいていたり、
入居者様でもフロアを超えての移動を遠慮してもらっているので
この素晴らしい作品たちを多くの人に見てもらうことができないのが
残念でならないのですが…
せめて、こちらのブログで
ちょっとだけお披露目させていただきました。
蛇足ですが、日本の書道の起源である中国の書道が
2009年にユネスコの無形文化遺産に登録されたそうです。
形は違うかもしれませんが、『書道をたしなむ』のは
イコール、無形文化遺産にふれる、ということなのかもしれません。