2020年1月31日

2月第2週の献立表(2月2日~2月8日)



☆★ 栄養士が語る、今週の献立のこだわりポイント ★☆ 

【2月3日・昼食 特別食】

《メニュー》
  • 太巻き
  • ビーンズサラダ
  • いわしのつみれ汁
2月の特別食は節分の日に行います。
一般的な太巻きと海鮮太巻きを
盛り合わせでお出ししたいと思います。

今年の恵方は西南西です。
恵方とは、その年の福徳を司る
歳徳神(としとくじん。年神様の別称)のいる方向で、
その方角に向かって事を行えば何事も吉とされています。

願い事をしながら黙って食べるとよいそうです。


2020年1月30日

バースデイ☆リサイタル

しょうじゅの里三保のエントランスロビーには
白いグランドピアノが設置されています。

普段は、ジャンボテディベアか
ミニ―マウスのぬいぐるみが鍵盤の前に座って
クラシックやちょっと懐かしいJ-POPを奏でているのですが、
時には入居者様がふらりと訪れて
見事な腕前を披露してくださることもあります。

さて、2020年が始まってすぐの頃。
このグランドピアノの前で、
ささやかな、でもとても素敵な音楽会が開催されました。

ある入居者様のお誕生日にあわせて、
毎年、ご家族様がこの場所を会場にして
『バースデイリサイタル』を開かれており、
今年もその日がやって来たのです。

お客様は、入居者様ただ一人。
素晴らしい演奏家お2人を独り占めして、
その見事な音色に耳をかたむけます。

まずは『ピアノ連弾』の演奏をプレゼント。

この『ピアノ連弾』は『アンサンブル』ともいわれますが、
1人で演奏する時にはなかなか出せない音域まで
同時に演奏することができるので、
ピアノの持つ豊かな響きを満喫できる演奏方法です。

続いては、お嬢様のお一人がバイオリンを持ち、
雰囲気を変えての音楽を入居者様にお届けしました。

お母さまの健康と長寿を願う、何処までも優しい音色は
ロビーだけでなく、施設全体に染み渡るかのよう…

入居者様も、今は遠くなってしまった、
懐かしい『子育ての日々』を思い出されているのでしょうか。
とても穏やかな表情で、お嬢様たちが紡ぎ出す
ぬくもりあふれるメロディを堪能されていました。

演奏会の合間に、折角なので
『親子水入らず』のショットをパチリ。

ご家族様だけの音楽会。
また来年も、このエントランスロビーを会場に
優しく開催されますように。

ご家族様、素敵なひと時をありがとうございました。


2020年1月24日

2月第1週の献立表(1月26日~2月1日)



☆★ 栄養士が語る、今週の献立のこだわりポイント ★☆ 

【1月30日・昼食 バラ寿司(岡山風)】

バラ寿司にも色々と種類がありますが、
岡山風とは、
ままかりなど瀬戸内海で採れた魚を使った
ちらし寿司のことを指すそうです。

ただ、この辺りでは手に入れることが難しいため、
今回はしめサバを使って
岡山風ばら寿司に挑戦したいと思います。


2020年1月22日

グランメゾン三保の三ツ星料理

利用者様のお食事は、直営にてお作りしている当施設。
直営ならではの取り組みも多々実施しています。

特に、様々な行事にまつわるスペシャルメニューは
毎回利用者様だけでなく、配膳を担当するスタッフや
ご来設されたご家族様からも「すごい!」と評判です。

イベントが重なる12月後半から年始にかけて、
この特別メニューをご提供する為に厨房は大忙し。

例えば、去年の12月24日は、
恒例のクリスマスオリジナルケーキを作る為に
まさに人気のパティスリーのような風景が
厨房に広がっていました。

完成したのは、エンゼルケーキ。
ホールごとにユニットにお配りしたので、
利用者様の目の前でカットする楽しみも
味わっていただけます。

エンゼルケーキは
シフォンケーキのようなふわふわ感がたまらない、
最近注目のケーキ。
周りを飾るクリスマススイーツも手作りです。

皆様、ニコニコ顔で召し上がられていました。

その年の最後を飾る『ご馳走』といえば、年越しそばです。
縁起物でもあるメニューの上を飾るのは
どんぶりからはみ出るサイズの海老天。

蕎麦だけでなく、海老も縁起物として有名な食材です。
意味は2つとも「長寿」を祈願しており、
厨房スタッフから利用者様への想いが
たっぷり詰まっているのが分かります。

利用者様も「これは豪華だねぇ」と
満足そうに、お箸を動かしていました。

そして、歳の始めにふるまうご馳走といえば
『御節料理』です。
しょうじゅの里三保では、毎年元日の昼食は
松花堂弁当風の御祝御膳をふるまいます。

厨房の様子をちょっとのぞいてみると、
スタッフが大奮闘していました。

ずらりと並べられた松花堂弁当の器には
これまた見事に盛り付けられた正月メニューが…

完成品がこちら。
厨房で作った『お品書き』も添えて、
皆様にお出ししました。

利用者様は料理名がずらりと並んだお品書きを見ながら
1品1品、その美味しさを楽しまれていました。

お正月ご馳走メニューは更に続きます。
2日の昼食は鯛めし。
3日は海鮮ちらし。


おやつも、季節の和菓子や
高齢者の皆様にも安心して召し上がっていただける
焼き餅風のスイーツをお出しして、
お正月気分を味覚の部分で満喫していただきました。

ご馳走で疲れた胃を休めるように、
もちろん、7日の『七草の日』は七草がゆを。

しょうじゅの里三保のお料理は、
利用者様の健康をサポートするだけでなく、
心も大満足させる、まさに三ツ星なのです。

2020年1月17日

1月第4週の献立表(1月19日~1月25日)



☆★ 栄養士が語る、今週の献立のこだわりポイント ★☆ 

【1月25日・昼食 もつ煮込み】

1月も後半に入り、暖冬とはいえ
寒さが増してきて温かい料理が恋しい時期となりました。

25日は昼食にもつの煮込みをお出しします。
しっかり煮込んでやわらかくしたもつと、

野菜たっぷりの一品です。


2020年1月14日

【個数限定】手作りケーキ販売のお知らせ

利用者様に大変好評をいただいている、しょうじゅの里三保の厨房で作ったケーキを、
『カフェ しょうじゅ』にて、個数限定で販売いたします。
是非この機会に、当施設自慢の手作りスイーツをご賞味ください。


【販売日】 1月21日(火)
【販売場所】 カフェしょうじゅ(当施設グランドフロア内)
【販売価格】 単品:160円 セット(ドリンク付):310円
※価格について、消費税増税に伴い、変更となりました。
ご理解の上、ご了承ください。

【栄養士からメッセージ】
フランボワーズの甘酸っぱさを
ムースに混ぜ込んだ華やかなデザートです。

2020年1月13日

『働く』を体験しよう!

今日は『成人の日』です。

令和最初の『成人の日』を迎えた、新成人の方々は
これからの日本をどう支えていくのでしょうか。

さて、『未来』を支える若者たちに
早い段階で「働く」を経験する機会を作ろう、ということで
最近は『職場体験』というカリキュラムを組んでいる学校も
少なくはありません。

先日、この『職場体験』として、近隣の中学校に通う生徒さんが
当施設のデイサービスを訪れました。

利用者様の前で挨拶するお二人。
普段とは違う環境に、最初はかなり緊張した様子でした。

デイサービスの利用者様達の中には、
丁度お孫さんが同世代、という方も多いようで、
「ウチの孫も、そういえば
『この間、〇〇って職場に行った』って言ってたよ」
と話された方も。

スタッフの誘導で、まずは利用者様達とのふれあいタイム。
利用者様達の輪の中に入り、声をかけたり、
個別機能訓練で行っている作業をお手伝いしたりしました。
 

昼食時は、配膳を手伝ってくれたり、
食事後の体操も、機能訓練指導員と一緒に
利用者様達の『見本』になって、
「イチ、ニィ、サン、シッ」

午後の集団レクリエーションの時間では、
すっかり場の雰囲気にも慣れ、
笑顔で利用者様達のゲームのサポート役を務めてくれました。

この『職場体験』は、いずれは社会に出て働く子供たちの為に、
地域社会が協力してできることのひとつです。
特に『介護』の現場は、超高齢社会にも関わらず、
核家族化が進んでいる為、若者と高齢者とのふれあう機会が
激減している現代日本において、
ある意味、『世代交流』としても大切な機会なのかもしれません。

今回の職場体験で、中学生のお二人が
自分の将来を考えるきっかけに慣れたら、嬉しいです。


2020年1月10日

1月第3週の献立表(1月11日~1月18日)



☆★ 栄養士が語る、今週の献立のこだわりポイント ★☆ 

【1月15日・昼食 小豆粥】

15日は小正月になります。


普段私たちが正月というときには
元日から7日までの大正月を指しますが、
正月の行事は年神様や
先祖を迎える行事を行う大正月だけではなく、
小正月に行う豊作祈願などの農業に関する行事や
家庭的な行事をもって正月の行事は終わるそうです。


なぜ小正月に小豆を食べるかというと、
小豆粥を炊いて家族の健康を祈る風習が中国から伝わり、
日本でも家族がまめ・健康に過ごせるようにと
粥を食すようになりました。
その歴史は長く、千年以上前からとされています。

現在でも15日の朝に粥を食べる習慣は全国的に行われていて、
小豆粥が多いようです。
粥の炊きあがり方によって、
その年の農作物の作柄を占う神事も小正月に行われています。


2020年1月7日

クリスマスに華やかな調べを…

当施設の人気アクティビティの1つに
『小さな音楽会』があります。

先月12月15日に、
この『小さな音楽会』を担当するスタッフが中心となって、
『クリスマスコンサート』が開催されました。

ボランティアとして、素敵なプレイヤーの皆様も参加くださり、
豪華な演奏会になりました。

演奏された曲目はこちら。


当日は、日曜日ということで
会場であるデイルームに、約90名の方が集まってくださいました。
多くのお客様が、普段『小さな音楽会』に参加されている
利用者の皆様でしたが、ご家族様の姿もちらほら見られました。

実はこの『クリスマスコンサート』。
毎年恒例になりつつある、素敵なイベントです。
担当スタッフ曰く、
「昨年のコンサートのあと、次はどうしようといろいろ考え
今年はクリスマスっぽいもの、ジャズ系の曲、
そして皆さまと『小さな音楽会』の時によく歌っている歌を
プログラムに入れました。」
とのこと。

この狙いは大当たりだったようで、演奏中、会場からは
そこかしこから、入居者様の歌声が聞こえてきました。
クリスマスの定番ソング『きよしこの夜』では、
なんと、英語で歌い出した人も!!
 

「星に願いを」では、介護スタッフのソロがあり、
練習の成果を発揮してもらいました。

演奏者とお客様との交流の時間もあり、
ふれあいのひと時も大いに楽しんでもらいました。
 

最後の演奏曲である「すみれの花咲く頃」は、
日ごろから音楽会で歌っていたので、
途中からみんなで歌ってくださいとお願いするだけでなく、
何人かの方に鈴を渡して、演奏に参加していただきました。

時に、今回のプログラムナンバーである
「ホワイトクリスマス」「星に願いを」「すみれの花咲く頃」は、
いろいろなバージョンがあるのですが、
今回の演奏会用に、『いいとこどり』でスタッフがアレンジ。
演奏者それぞれが目立つようにソロを取り入れて、
それぞれの楽器の音色もたっぷり味わってもらいました。



大盛り上がりだった『クリスマスコンサート』。
華やかなメロディが、令和最初のクリスマスを彩りました。

2020年1月3日

1月第2週の献立表(1月5日~1月11日)



☆★ 栄養士が語る、今週の献立のこだわりポイント ★☆ 

【1月7日・昼食 七草粥】

春の七草をお粥にして1月7日に食べる七草粥の習慣は、
江戸時代に広まったそうです。

年頭にあたって豊年を祈願し、
「今年も家族みんなが元気で暮らせますように」
との願いが込められています。


七草は、早春にいち早く芽吹くことから
邪気を払うといわれました。
そこで、無病息災を祈って七草粥を食べたのです。
古くはまな板の上で、
草をトントン叩いて刻むその回数も決められていたと言います。

七草はいわば日本のハーブ、
そのハーブを胃腸に負担がかからない
お粥で食べようというのですから、
正月疲れが出始めた胃腸の回復にはちょうど良い食べ物です。


【1月11日・おやつ おしるこ】

11日は鏡開きの日です。

鏡開きとは、
お正月に神棚などに飾ってあった鏡餅を割って
お雑煮や汁粉などにして食べる儀式です。

元日にやってくる神様の加護が
お供えしたお餅にに宿ると考えられ、
1年間の無病息災を祈って行われています。


そのありがたいお餅を
包丁などで切ってしまうのは縁起が悪いので、
手または槌(つち)を使って割るようにしていたのですが、
この行為が『開く』と表現されるようになり
『鏡開き』になりました。



2020年1月2日

新年のご挨拶 ~しょうじゅの里三保施設長 赤枝眞紀子~

新年明けましておめでとうございます。


皆様方におかれましては、
新春を晴々しい気持ちでお迎えのこととお慶び申し上げます。


旧年中は、格別のご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。


昨年は改元があり、新たな元号「令和」の二文字には、
希望や親しみやすさを感じます。
この二文字を、希望溢れる新しいサービスを進めていく象徴としながら、
明るい未来に向かって、新たな時代の一日一日を
大切に積み重ねていければと思っております。

また、昨年もご利用者様・ご家族様の沢山の笑顔を拝見することが出来ました。
この事は、職員にとっても非常に励みなりました。
今年も皆様の多くの笑顔が見られるよう
職員一同一丸となって
更なるサービスの向上に努めてまいりたいと思います。

2020
年も、より一層のご支援を賜りますよう、
職員一同心よりお願い申し上げます。


社会福祉法人兼愛会
特別養護老人ホーム しょうじゅの里三保
施設長 赤枝 眞紀子

2020年1月1日

新年のご挨拶 ~赤枝グループ理事長 赤枝雄一~

新年明けましておめでとうございます。

元号も「平成」から「令和」に変わり
新たな気持ちで新しい年をお迎えになられたことと思います。

「令和」という言葉には
「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ」
という意味が、そして
「厳しい寒さの後に春の訪れを告げ、
見事に咲き誇る梅の花のように、
一人一人の日本人が明日への希望とともに、
それぞれの花を大きく咲かせることができる、
そうした日本でありたい」
という願いが込められている、ということです。

この事は、当法人が運営するサービスにも
相通じるところがあると思っております。
ご利用者様、ご家族様方と
サービスを通じて心を寄せ合う中で、
信頼関係を構築し、
心豊か生活を送っていただければと思っております。

私どもを取り巻く環境は、
介護人材不足など厳しい状況が続いておりますが、
職員一同一丸となり、この難局を乗り越え
ご利用者様に満足していただけるサービスの提供に
邁進して参りたいと思います。

最後に、本年も引き続きご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。