2020年11月27日

12月第1週の献立表(11月29日~12月5日)



☆★ 栄養士が語る、今週の献立のこだわりポイント ★☆ 

【11月29日・昼食 かぼちゃのシチュー
今月はパンの日のメニューとして
かぼちゃのシチューをお出しします。

かぼちゃの旬の時期は9~12月です。
「冬至にかぼちゃを食べると長生きする」
と言われているように、
冬に食べるイメージが強いかぼちゃですが、
実は収穫の一番のピークは夏〜初秋の間です。

収穫したてのかぼちゃは甘味が弱いので、
風通しの良い日陰で1カ月ほど保存して
追熟させてから出荷します。
収穫時期と旬の時期がずれているのは
このためだそうです。

2020年11月24日

11月のサンタクロース

少し気が早いかもしれませんが…

来月の今日は「クリスマスイブ」です。

▲ 毎年恒例。当施設のロビーに飾られるクリスマスツリー


今年は新型コロナウイルス感染症の関係で

どうにも寂しい1年だった印象ですが

年内最後のイベントであるクリスマスは

感染症対策をしっかり心がけつつ、

新しい生活スタイルの中で思いっきり楽しみたいですね。


さて、ある日のデイサービスをのぞいてみると

利用者様達がカラフルな布地にせっせと針を通していました。




見事な手際で作っていたのは「布マスク」。

オシャレな柄や綺麗な色味の布地で作られているので

お顔の印象も華やかになります。



皆様、お手製マスクをつけて「Vサイン」。

その出来栄えは、既製品かと思うほどハイクオリティです。



そしてこの布マスク。

法人グループ施設の一つであるたまプラーザ看護学校の生徒さん達に

プレゼントしよう、という、素敵な企画が立ち上がりました。


コロナ禍の前は、実習として多くの生徒さん達が

デイサービスに訪れ、様々な交流を重ねてきましたが、

現在はそれも中止となっています。

▲ 看護学生の施設実習の様子。
当施設は、法人内のたまプラーザ看護学校の生徒さんだけでなく、
横浜市立大等、他の看護学生も多く受け入れていました。


利用者様達は「この大変な世情の中で勉強を頑張っている生徒さん達に

何かできないか」と考え、

この布マスクのプレゼントを思い付いたのでした。


完成した布マスクを1つずつ、丁寧に梱包し

メッセージカードを添えて、準備万端!

たまプラーザ看護学校の生徒さん達の手元に

届けてもらいました。




一足早い「クリスマスプレゼント」になりましたが

生徒の皆さんは喜んでくれたでしょうか。


利用者様達の想いをサポートに、

未来の医療従事者を目指して、これからも頑張ってくれますように!



2020年11月20日

11月第4週の献立表(11月22日~11月28日)



☆★ 栄養士が語る、今週の献立のこだわりポイント ★☆ 

【11月25日・昼食 セレクト食

11月も下旬になり、今年も本格的に冬が近づいてきました。

今月のセレクト食は
寒い季節に食べたくなるお鍋料理を取り入れました。
A:豚のキムチ鍋風 
B:豚肉の塩ちゃんこ鍋風 の
2種類からお選びいただきます。

「豚のキムチ鍋風」は初登場メニューです。
辛めの味のお料理は普段の献立にはあまりお入れしていないので、
辛いものがお好きな方にお選びいただけたらと思います。

「豚肉の塩ちゃんこ鍋風」はご家庭でも定番のお鍋料理かと思います。
出汁が具材にしっかりとしみ込むよう、ことこと煮込む予定です。

2020年11月19日

卒寿を祝って…

『長寿祝』といえば、

60歳を迎えられた方の「還暦」が有名ですが、

この他の長寿祝をご存知でしょうか。


70歳は「古希」、88歳は「米寿」、99歳の「白寿」…

昔はこういうお祝いも大切にしていましたが

今は少なくなってきた印象があります。


と言いつつも、行事や季節のイベントを大切にしている当施設では

入居者様のお誕生日にこの「長寿祝」がぶつかった時は

いつもの「誕生日祝い」よりもちょっと工夫をこらして

楽しくお祝いすることを心がけています。


さて、ある入居者様がオンライン面会を楽しまれていた時、

その入居者様宛に素敵なお花が届きました。



実は入居者様はこの日「卒寿」のお誕生日を迎えられており、

ご家族様からお祝いのプレゼントとして贈られたものでした。


オンライン面会の最中に届いた、というベストなタイミングを

逃す手はありません。

大急ぎでスタッフが受付まで取りに行き、

届いたばかりのプレゼントと一緒に、

画面越しにお祝いすることができたのでした。


オンライン面会が終わって、喜びの空気が流れるユニットにて

今度はスタッフからささやかなお祝いをさせていただきます。


予め用意していた色紙と、ちょっとした贈り物をお渡ししました。


入居者様からは、この『プチサプライズ』にビックリ。



他の入居者様達と一緒に、定番の「ハッピーバースデー」を唄って

ユニット全体でお祝いさせていただきました。



お祝いごとは、人生の区切りとして

また新しい気持ちになるような気がします。

蛇足ですが、この「長寿祝」は平安の頃から

文字に由来する慶賀があったらしく、

歌人である藤原俊成の卒寿の祝は

その筋の方々にとっては有名だそう。


医療が発達した現代でも、元気に齢を重ねていくのは

そんなに簡単なことではありません。

これからも元気で当施設で過ごされるように

引き続き、入居者様に喜ばれるケアを続けていきたいと思います。

2020年11月13日

11月第3週の献立表(11月15日~11月21日)



☆★ 栄養士が語る、今週の献立のこだわりポイント ★☆ 

【11月16日・昼食 おでん
だんだん気温も低くなり、
コンビニでもおでんを見かける時期となりました。

当施設でも寒い季節にぴったりのおでんをお出しします。
今回は大根、ちくわ、つみれ、
たまご、はんぺんの5種類の具材を予定しています。

具材それぞれに味をしっかりしみ込ませるために
時間をかけてじっくりと煮込みます。

2020年11月11日

新しい制服でイキイキ!

「家庭的な雰囲気を大切にしたい」

という考えから、介護スタッフの制服を廃止し、

スタッフの私服での勤務としていた当施設でしたが

11月より新しいデザインの制服を再導入することになりました。



その目的は、まず1つ目は身に着けている服装から

当施設のスタッフであること、

加えてその職種がすぐに分かるようにすることです。


制服があれば、入居者様やそのご家族様、ご面会の方が

当施設のスタッフであることをひと目で見分けられます。

それに加えて、万が一不審者がスタッフを装って入ってきたとしても

制服であればそれを防ぐことが可能であり、

ある意味セキュリティ面でもメリットがあります。



2つ目は、スタッフの負担軽減です。


介護スタッフの勤務時の服装はスタッフ自身の『私服』とは言え、

通勤時の服装とは分けて着用していました。


介護の仕事は衣服が汚れやすく、洗濯の回数も多いため、

衣服が傷みやすい傾向にあります。

この為、スタッフはこまめな洗濯や買い換えで

その都度対応してきましたが、

制服を導入することで、この負担が軽減することになります。



蛇足ですが、ひと昔前の介護服と言えば、

地味で垢抜けない印象のものがほとんど…だったかもしれませんが、

最近は大手企業のグループ会社が

素材の開発から製品企画・生産、販売・物流まで

「新たなユニフォームを作り、

介護業界のイメージを変えていく」プロジェクトを立ち上げる等、

着ている人が誇りを持って働ける制服を作ろうという動きが

盛んになっています。



おしゃれな制服は、働く人の気持ちを明るくするだけでなく、

そんな衣服をまとったスタッフが生き生きと仕事をすることで、

利用者様も気分が高揚し、

施設全体が彩り豊かな雰囲気に変わっていきます。



新しい制服で、引き続き丁寧なケアを心がけ、

利用者様やそのご家族様に安心して利用いただける施設を

これからも目指していきます。


2020年11月8日

【個数限定】手作りケーキ販売のお知らせ

利用者様に大変好評をいただいている、しょうじゅの里三保の厨房で作ったケーキを、
『カフェ しょうじゅ』にて、個数限定で販売いたします。
是非この機会に、当施設自慢の手作りスイーツをご賞味ください。

尚、当施設のユニット内で召し上がられる方に限り
テイクアウトが可能となりました。
ドリンク類のお持ち帰りも可能となっていますので
併せてご利用ください。


【販売日】11月21日(土)
【販売場所】 カフェしょうじゅ(当施設グランドフロア内)
【販売価格】 単品:160円 セット(ドリンク付):310円
※価格について、消費税増税に伴い、変更となりました。
ご理解の上、ご了承ください。

【栄養士からメッセージ】
アーモンドの風味豊かな軽い口当たりのスポンジケーキです。


2020年11月6日

11月第2週の献立表(11月8日~11月14日)



☆★ 栄養士が語る、今週の献立のこだわりポイント ★☆ 

【11月11日・昼食 松茸ごはん
松茸は、『日本書紀』以降の歴史的文献で
ほかの茸よりもいち早く登場するのが松茸であると言われている程、
日本では古くから馴染みのあるものです。
鎌倉時代以降は「秋の風物詩」として定着していきました。

当時から松茸は、高貴な身分の間でしか食されない
貴重な食材として扱われており、
それ以外の一般の人々にも松茸が広まったのは
江戸時代以降とされています。     

松茸の豊かな香りを感じながら、
「食欲の秋」を楽しんでいただければと思います。

2020年11月3日

オシャレなオリジナルバッグを作ろう♪

今日は『文化の日』です。


そもそもは1946(昭和21)年の今日、

平和と文化を重視した日本国憲法が公布されたことから、

その公布日の11月3日を「文化の日」として

国民の祝日にしたそうです。

また、ご年配の方にとっての11月3日は、

「明治節(=明治天皇のお誕生日)」の方が

馴染みがあるかもしれませんね。


さて、デイサービスのレクリエーションとして

ちょっと変わった『ものづくり』をやっていたので

その様子をご紹介したいと思います。


利用者様が机に向かって、何やらトントンしています。


トントンしている先は、生成地のトートバッグ。

今流行りのエコバッグ等に使えそうなアイテムです。

そこに、花を始めとする様々な模様にくりぬかれた型をあて、

お好みの色を専用の筆でトントンと叩きこんでいきます。


そう、デイサービスの皆様が楽しまれていたのは

リメイク女子に大人気の『ステンシル』、

つまり、型紙の上から絵の具などの塗料を塗って

文字やイラストなどを描く、いわゆる『型染め』だったのです。


ステンシルの魅力は簡単にできるのに、

仕上がりがなんだかオシャレでカッコよく

オリジナルアイテムが手軽に出来てしまう、ということ。


利用者様も、ご自身でお好みの型紙を選び

色も自分でセレクトして、夢中になってトントンしていました。


時には、スタッフの手も借りて、

世界に1つだけの、自分だけのオリジナルエコバッグを

完成させていきます。


仕上がったものがこちら。

とても綺麗で、『手作り』とは思えない仕上がりです。





利用者様達からも、

「早くコレでお買い物行きたいわ」

「孫に見せて自慢しちゃおう」

と、その出来栄えに満足されていたようでした。


ところで、この「ステンシル」という技法。

実は日本古来の染技術であることはご存知でしょうか。


イギリス人のサミュエル・シモンという人が、

日本の型染めを見て、それをヒントに

「シルクスクリーン・ステンシル」という技術を開発。

1907年にイギリスにて特許を取得し、

それが世界で定着したそうです。(諸説あります。)


このステンシル、今では100均ショップでも

簡単に道具類が購入できるとのこと、

今日の『文化の日』にちなみ、

面白い歴史をもった染色技術を楽しむのも

一興かもしれません。