2020年11月3日

オシャレなオリジナルバッグを作ろう♪

今日は『文化の日』です。


そもそもは1946(昭和21)年の今日、

平和と文化を重視した日本国憲法が公布されたことから、

その公布日の11月3日を「文化の日」として

国民の祝日にしたそうです。

また、ご年配の方にとっての11月3日は、

「明治節(=明治天皇のお誕生日)」の方が

馴染みがあるかもしれませんね。


さて、デイサービスのレクリエーションとして

ちょっと変わった『ものづくり』をやっていたので

その様子をご紹介したいと思います。


利用者様が机に向かって、何やらトントンしています。


トントンしている先は、生成地のトートバッグ。

今流行りのエコバッグ等に使えそうなアイテムです。

そこに、花を始めとする様々な模様にくりぬかれた型をあて、

お好みの色を専用の筆でトントンと叩きこんでいきます。


そう、デイサービスの皆様が楽しまれていたのは

リメイク女子に大人気の『ステンシル』、

つまり、型紙の上から絵の具などの塗料を塗って

文字やイラストなどを描く、いわゆる『型染め』だったのです。


ステンシルの魅力は簡単にできるのに、

仕上がりがなんだかオシャレでカッコよく

オリジナルアイテムが手軽に出来てしまう、ということ。


利用者様も、ご自身でお好みの型紙を選び

色も自分でセレクトして、夢中になってトントンしていました。


時には、スタッフの手も借りて、

世界に1つだけの、自分だけのオリジナルエコバッグを

完成させていきます。


仕上がったものがこちら。

とても綺麗で、『手作り』とは思えない仕上がりです。





利用者様達からも、

「早くコレでお買い物行きたいわ」

「孫に見せて自慢しちゃおう」

と、その出来栄えに満足されていたようでした。


ところで、この「ステンシル」という技法。

実は日本古来の染技術であることはご存知でしょうか。


イギリス人のサミュエル・シモンという人が、

日本の型染めを見て、それをヒントに

「シルクスクリーン・ステンシル」という技術を開発。

1907年にイギリスにて特許を取得し、

それが世界で定着したそうです。(諸説あります。)


このステンシル、今では100均ショップでも

簡単に道具類が購入できるとのこと、

今日の『文化の日』にちなみ、

面白い歴史をもった染色技術を楽しむのも

一興かもしれません。