2019年12月27日

1月第1週の献立表(12月29日~1月4日)


☆★ 栄養士が語る、今週の献立のこだわりポイント ★☆ 


【12月31日・夕食 年越しそば】






年越しそばを食べる習慣は
江戸時代に定着したと言われています。



諸説ある起源の中でも、当施設では特に
「長寿」(蕎麦は細く長く伸びる)と
「健康祈願」(蕎麦は雨風にたたかれても
日光を浴びると再び元気になることから
健康の縁起を担ぐのに最適とされている)を
祈願してお出しします。


【1月1日・昼食 松花堂弁当】

▲ 昨年ご提供した『松花堂弁当』

元旦の昼食はお赤飯、えび、八幡巻き、栗きんとん、
紅白なます、ちょうろぎ、黒豆、紅白かまぼこ等々の
お節料理をお弁当箱にお詰めしてお出ししたいと思います。

お正月の雰囲気を楽しんでいただけたら嬉しいです。



2019年12月23日

三保食堂のハイブリッドメニュー

明日はクリスマスイブ。
街並みもクリスマスデコレーションや
イルミネーションにきらびやかに飾られ、
なんだか賑やかな雰囲気に包まれています。

当施設も、早い段階で施設内にツリーを飾ったり、
設えをクリスマスモードに切り替えて、
今年最後の『お祭り』を楽しむ準備をしてきました。

各ユニットも、12月後半のレクは「クリスマス」をテーマに
入居者様達に楽しんでもらおうと、
色々と準備しているようです。

その様子については、また改めてこちらのブログでも
ご紹介したいと思いますので、お楽しみに。

さて、レクといえば、スタッフや入居者様達が作る
『ご馳走』の存在を忘れてはいけませんが、
最近、そのメニューに変化がみられるようになってきました。

「王道メニュー」にプラスアルファが加わった
いわば【ハイブリッドメニュー】と言えばいいのでしょうか。
(※ちなみに、『ハイブリッド』の意味は
「異なった要素を混ぜ合わせたもの・組合わせたもの」です。)

例えば、こちら。

パッと見は、美味しそうなすき焼きですが、
その下には『うどん』が隠されています。
そう、「すきやき土鍋うどん」なのです。

小さな土鍋で、お一人おひとりに1つずつ、
アツアツのすき焼きうどんをご提供した、このランチ。

ココロもカラダもポッカポカになった、
見事な『冬メニュー』です。

洋食系メニューでご用意されたハイブリッドメニューがこちら。

一見「ミートソーススパゲティ」ですが、
赤いミートソースの隣のパスタには、
しっかりホワイトクリームソースがかかっているのが
分かります。

「白と赤のコラボレーション!」と書くと
なんだかおめでたいような気がしますね。

両方混ぜて食べても良し、
2つの味を順番に楽しむも良し、
一皿で2つ分美味しい、面白いランチとなりました。

さて、『ハイブリッド』には前述のものとは別に
『雑種=いろいろ混ざっている』という意味もあります。

そんな「色々混ざっている」メニューがこちら。

野菜たっぷりの『野菜カレー』
マッシュしたポテトに、こちらも数種類の野菜を混ぜ込んだ
『ポテトサラダ』
フルーツたっぷりの『ヨーグルト』

多種類の食材が1度の食事で食べることができる
まさに『スペシャルハイブリッドランチ』です。

考えてみれば、カレーも様々なスパイスが混ざり合って
美味しいハーモニーを生み出すメニュー。

そこにスタッフの愛情もたっぷり混ざっているので
召し上がられた入居者様達も、この笑顔です。


しょうじゅの里三保ではこれからも
入居者様達への想いに沢山のアイデアや工夫を
ハイブリッドして、楽しいユニットレクを
実施していきたいと思います。

2019年12月20日

12月第4週の献立表(12月22日~12月28日)


☆★ 栄養士が語る、今週の献立のこだわりポイント ★☆ 


【12月22日・夕食 冬至にちなんだメニュー】


22日は冬至になります。
昼の長さが一年の中で一番短い日になります。

冬至といえば南瓜を食べてゆず湯に入るのが一般的ですね。

この日は夕食に、冬至にちなんで
『南瓜のいとこ煮』と『大根の煮物ゆず風味』を
お出しします。

南瓜はビタミンA,Cが多く
風邪や動脈硬化の予防に良いとされています。
南瓜を食べて風邪をひかないように元気にお過ごしください。



【12月24日・おやつ クリスマスエンゼルケーキ】



イチゴのサンタさんやスノーマンなど
クリスマスのデコレーションをした
可愛らしい手作りケーキです。




【12月25日・昼食 クリスマス特別食】




今月は特別食とセレクト食を同じ日に行います。

ハーブチキンやミートローフの主菜にあわせ、
クロワッサンかガーリックライスのいずれかを
お選びいただきます。



2019年12月18日

年末年始に関するお知らせ

拝啓
霜寒の候、皆様におかれましては益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
師走となり何かとお忙しい中、大変恐縮ではございますが、
下記につきましてご理解・ご協力の程よろしくお願い申し上げます。

敬具


1.シャトルバス利用について
 12/28(土)~1/5(日)は日曜ダイヤにて運行いたします。

2.金銭取扱いのお休みについて
 12/28(土)~1/5(日)は受付でのご利用料金等の支払い、
 預り金の受領など一切の金銭の取り扱いを
 お休みさせていただきます。

3.行事食について
 1/1(水)~1/3(金)の3日間、おせち料理を提供いたします。
 つきましては1日あたり500円を正月特別食代として
 施設利用料にて徴収させていただきます。

4.喫茶室営業について
 通常通り営業いたします。

5.いきがい活動・各種クラブ活動について
 いきがい活動予定表に準じて実施します。
 (主な活動は12/29(日)~1/5(日)はお休みいたします。)

6.理美容実施日について
 1/2(木)はお休みいたします。
 年末最終営業は12/26(木)となります。

7.パン屋さん来設日について
 通常通り毎週土曜日営業します。
 12/28(土)、1/4(土)も営業します。

8.三保の森クリニック透析日について(透析患者様は別紙ご参照ください)
 1/1(水)は三保の森クリニックは休診いたします。

9.緊急連絡先について
 年末年始ご旅行等で連絡先が一時的に変更となる場合がございましたら、
 お申し出ください。

2019年12月17日

日曜日は皆でKARAOKE!

ある日曜日の昼下がり。

デイサービスがお休み、ということで
本来だったら静かなはずのデイルームですが、
この日は多くの入居者様達が集まって
なんだか賑やかな雰囲気です。

「では、次はこの曲を練習しましょう!」

深みのある男性の声が響いた後、
流れてきたのは、懐かしの昭和歌謡曲…

この日、月2回実施されている
「カラオケ教室」の日なのでした。

講師を務めるのは、各地で実施される
数々のカラオケ大会で入賞経験を持つKさん。
普段は工作クラブや書道クラブのサポートを務めていますが、
マイクを握ると、その豊かな響きを持つ声で
魅力ある歌声を聴かせてくださいます。

自分のお気に入りの曲を、上手く唄えるようになれたら
誰だって嬉しいし、楽しい。
何より、皆で一緒に唄うのは、元気が出てくる。

そんなわけで、Kさんの『カラオケ教室』は
毎回大盛況。
この日も、入居者様達が順番にマイクを握り
皆で一緒に、若い頃親しんだ昭和の名曲を唄います。

皆で切磋琢磨して磨き上げた歌声は、
年に1回開催される施設のお祭り『しょうじゅ祭』にて、
時には『カラオケ倶楽部コンサート』で、
あるいは『しょうじゅの里三保のど自慢大会』で
披露されることになっています。
(▲ 2019年5月開催 しょうじゅ祭より)

日曜日、当施設に来設された時、
もしカラオケ教室が開催される日にあたっていたら
是非デイルームを覗きに来てください。

とっておきの入居者様達の笑顔と明るい歌声が、
デイルームの中でキラキラ輝いています。

2019年12月13日

12月第3週の献立表(12月15日~12月21日)


☆★ 栄養士が語る、今週の献立のこだわりポイント ★☆ 


【12月20日・昼食 ビーフシチュー】


12月も中盤になり、日ごとに寒さが増してきました。

寒い時期には温かい煮込み料理が合いますね。
今回はビーフシチューとロールパンを取り入れてみました。

2019年12月12日

春の準備、はじめました

当施設1階にはパティオ(= 中庭)があります。

パティオに面したユニットでは、
日光浴やちょっとした散歩コースとして使うだけでなく
気候の良い時期はそこで野外パーティをする等、
ちょっとしたレクの会場としても活用しています。

さて、こちらのパティオを、
春になったら花いっぱいの環境にしよう!と
スタッフと入居者様達が寄せ植えを行いました。

まずはプランター作り。
普段から土いじりが大好きな入居者様達が
シャベルを持って、丁寧に『花のベッド』を作っていきます。

いい感じに土を広げたら、そこに植えるのは
『春の花』の代名詞の1つ、チューリップの球根です。

ある入居者様が、可愛い球根を手に持って
「なんだか美味しそうだなぁ」
と茶目っ気たっぷりにコメントしましたが、
それを聞いたスタッフは大慌て。

「ダメです!チューリップの球根には毒があるんですよ!!」

それを聞いて、入居者様はビックリ。
「チューリップって、あんなにかわいい花なのに
球根は毒を持ってるなんて意外だな」

まぁ、毒と言っても、人間の場合は
大量に食べない限り、お腹を壊す程度だそうですが…

そんな会話を交わしながら、春の準備を進めていく皆さま。
チューリップの球根も、丁寧に植えていきます。

球根だけでなく、パンジー等の寄せ植えも進めていきます。


プランターの時と同じように、植木鉢に土を入れ
可愛い花を丁寧に移し替えていきます。
 

土と親しむひと時を過ごされた皆さま。
春の準備もバッチリ整いました。

年が明け、暖かな空気が三保に訪れる頃、
パティオはきっと、とても素敵な
カラフルな景色に包まれることでしょう。

2019年12月6日

12月第2週の献立表(12月8日~12月14日)


☆★ 栄養士が語る、今週の献立のこだわりポイント ★☆ 


【12月9日・昼食 てんぷら】


今回の天ぷらの内容は
エビ、きす、なすの三点になります。

先日入居者様より

なすの天ぷらのリクエストがあったので
取り入れてみました。


【12月10日・昼食 鯵のたたき丼】

生もののメニューは毎回ご好評いただいております。
今回は鯵のたたきになります。

2019年12月4日

物語の世界へようこそ♪

先月11月21日(木)。
デイルームにて、各種MCやラジオのパーソナリティとして
活躍されている菅野秀之さんによる
『お話しの会』が開催されました。

菅野さんは、独特な感性とやわらかい語り口で、
語り・朗読に取り組まれているだけでなく、
インターネットラジオDJも担当されている方。
楽曲へのナレーション提供、映画への声の出演、
司会、影アナ、カードゲームの声優など、
幅広く活躍されています。

今回は、ナレーター経験のあるスタッフと、
デイサービスでピアノを弾かせたら天下一品のスタッフとの
コラボレーションも楽しんでいただけるよう、
用意された演目は4編。

まずは、ロシア民話の代表作『おおきなかぶ』。
お馴染みの、かぶを抜く時の掛け声
「うんとこしょ どっこいしょ」は
デイルームに集まった皆様にお願いしました。

1999年にマザーグース賞を受賞した絵本をスライドに写し、
目でも楽しんでいただけるよう、工夫をこらした演目で、
皆様、とても楽しそう。
コミカルな文章に、時折会場からは笑い声もおこっていました。

続いては、「吉四六さん」と「一休さん」。
日本を代表するとんち話は、話の途中で、どんなとんちを効かせたか
利用者様達に問いかけて、一緒に考えてもらいました。

最後の『そらいろ男爵』のストーリーはこちら
▼ ▼ ▼
『お手製の青い飛行機で、
バードウォッチングを楽しむ「そらいろ男爵」。
しかし戦争が起こり、お気に入りの飛行機を迷彩色に塗り替えて、
戦いに参加せざるをえなくなりました。
男爵が爆弾のかわりに投下したのは、なんと分厚い本。
12巻の百科事典、旅行記や料理書、哲学書、天文書に歴史小説…
男爵は大好きな『本』をどんどん投下します。
本を拾った将軍や兵士たちは、それぞれ本に夢中になり、
戦いへの意欲がなくなっていきました。
そして、男爵が戦争を終わらせるために最後に投下したものは…』

2014年に第1次大戦開始100年を記念して刊行され、
フランスで児童書に贈られるサンテグジュペリ賞を受賞した良質の絵本を
PowerPointのスライドショー機能を使って
『動く紙芝居』にアレンジして、皆さまに披露してくれました。


菅野さんの柔らかな声を引き立てるべく、
デイサービススタッフによるピアノのBGMが生伴奏で入ります。
もう一人の出演者との掛け合いもバッチリで、
誰もが物語の世界に引き込まれていました。

イベントの最後は、会場に集まった皆様から
菅野さんはもちろん、今回のイベントに携わったスタッフ全員に
惜しみない拍手が送られました。


折角なので、菅野さんと、出演したスタッフと
スライド操作を一手に引き受けてくれたスタッフで
デイサービスの利用者様達が作った『イチョウの木』の前で
ニッコリ笑って記念撮影。

利用者様達からは
「楽しかった」
「また是非こういうイベントをやってほしい」
と、嬉しい感想やありがたいリクエストをいただきました。

菅野さん、楽しいイベントをありがとうございました!
是非、また遊びに来てくださいね。

2019年11月29日

12月第1週の献立表(12月1日~12月7日)


☆★ 栄養士が語る、今週の献立のこだわりポイント ★☆ 


【12月2日・昼食 けんちんうどん】


12月に入り、急に寒さが増してきましたね。



大根人参里芋などの根菜類がたくさん入った
けんちんうどんで体を温めていただきたいと思います。





2019年11月26日

備えあれば患いなし ~防災訓練~

11月も後半に入り、だんだんと冬の気配が濃厚になってきました。

この時期に怖いのが、空気の乾燥。
カラカラに乾いた空気は健康にも肌にも良くないものですが、
更にもう1つ、火災が発生しやすくなるということも
忘れてはいけません。

火災の発生は1年間を通して平均的ありますが、
特に空気が乾燥しやすい冬場は、
天気予報などでも訴えられるように
その発生件数が増える傾向にあります。

やはり、寒くなると暖房などで火を使うことが多く、
また空気が乾燥しているために火が広がりやすいのが
原因ではありますが、注意することに越したことはありません。

そして、万が一にも発生した場合、
その被害状況をなるべく最小限に抑えるようにすることも
重要な事柄ではないでしょうか。

当施設では、定期的に
横浜市消防局 緑消防署 十日市場消防出張所の協力をいただき
防災訓練を実施しています。

まずは、消防署の方による座学。

介護スタッフはもちろん、事務職や営繕、厨房で働く職員も
防災訓練に参加し、災害への心構えを学びました。

また、今回は『南海トラフ巨大地震』等、
懸念されている『大地震』の備えも行おう、と
起震車による『地震体験』の時間も設けてもらいました。


8年前の東日本大震災の時、当施設がある横浜では
震度5強を記録しました。
起震車ではそれ以上の震度の揺れを体験させてもらいましたが、
8年前の記憶と今回の体験をリンクさせたスタッフからは
「あの時も立っているのがやっとだった。
それ以上の揺れになったら、本当に立っていられない。
自分達がこうなのに、車椅子の入居者様はもちろん、
杖をついている方だったらどうなるか…」
と、改めて地震による恐怖を口にしていました。

次は火災が発生した時に、実は炎よりも注意しなければいけない
『煙』の怖さを体験してもらいました。

小さな空間に白い煙を充満させ、その中を歩いてもらうのですが、
中に入ると視界は真っ白で、まったく何も見えません。
短い距離のはずなのに、外に出るまでかなりの長さを感じました。

今回の煙は『無害』ですが、実際の火災によって生じる煙は
一酸化炭素が含まれていたり、
人体に有害な物質が紛れている可能性があります。
実は火災の時に亡くなる方の多くは、逃げ遅れて焼かれるよりも、
有害な煙を吸って亡くなることが多いそうです。

火災で怖いのは火よりも煙。
避難する時は、煙をいかに吸い込まないようにするかが
生死を分けるポイントだそうです。
今回の体験では、改めてそれを実感することができました。

最後は消火器訓練です。

使用方法について、消防士の方からダイレクトに学びます。

最近の消火器は優秀で、
どんな発生元の火でも消火できるようになっているそうです。
しかし、どんなに優秀なアイテムも、
ちゃんと使えなければ、何の意味もありません。

「火災が発生した跡には、未使用のまま黒コゲになった消火器が
沢山転がっているのを見ることがある。
消火器を火元に放り投げても、消火剤は散布されません。
安全ピンを抜いて操作すれば、簡単に消火剤が噴射されます。
でも、火を前にすると慌ててしまい、
この『安全ピンを抜く』ということを忘れてしまうんです。
だから、何度も訓練をしておくことが重要なんです」

消火剤の代わりに、ただのお水が入った消火器で消火訓練。
万が一の事態が起きた時も、初期消火の段階で鎮火できるよう
職種関係なく、消火器の使い方を学びました。

最後に、締めの言葉をいただいて、防災訓練は終了。

とても充実した内容の訓練となりました。
横浜市消防局 緑消防署 十日市場消防出張所の皆様、
ありがとうございました。

引き続き、利用者様の安全を守る為、
スタッフ一同、防災の意識を高めていきたいと思います。