2019年4月2日

テノールの声に魅せられて

当施設のエントランスロビーには、
白いグランドピアノが設置されています。

いつもは、大きなミニ―ちゃんが
素敵な演奏を聴かせてくれているのですが、
3月のある日は、ちょっとミニ―ちゃんにお休みいただいて、
ロビー自体も、ちょっとしたコンサートサロンのような雰囲気に
レイアウトを変更して、素敵なイベントの開催の準備を整えていました。

なんと、プロのテノール歌手・小野弘晴さんが
当施設にて、「テノールコンサート」を開催してくださったのです。


そもそものきっかけは、小野さんのお祖母さまが
当施設併設の居宅介護支援事業所をご利用してくださっていたこと。

小野さんから、
「なかなかおでかけができないおばあちゃんにも
自分の歌声を聴かせたい」
とのお言葉をいただき、当施設のグランドピアノを使用しての
コンサートが開かれたのです。


当日は小野さんがソロ活動と並行して活動されている、
声楽×ピアノユニット「hi mi ko」でピアノを担当されている
ピアニスト・前田明子さんも来設くださり、
お二人で素晴らしい演奏を聴かせてくださいました。

会場は、小野さんのお祖母さまはもちろん、
当施設の利用者様や、ご家族様も駆けつけ、大入り満員。

ロビーに響きわたる、美しい小野さんの歌声に
誰もが聞きほれ、思わず時間を忘れてしまうひと時を過ごしました。

小野さんは、普段は日本語の歌詞は歌われないとのことですが、
このコンサートでは、利用者様に聴き馴染みのある「荒城の月」なども
歌って下さいました。

他にも、フィギュアスケートの試合でも良く使用されている
プッチーニのオペラ「トゥーランドット」の「誰も寝てはならぬ」など、
「あ、何処かで聞いたことがある!」という曲も
沢山披露してくださいました。



アンコールには尾崎紀世彦の「また逢う日まで」を。

終演後も、なかなか興奮冷めやらぬ様子の利用者様達。
「ファンになっちゃった。」
「今日デイサービスに来て良かった。」
と、本当にたくさんのお声が聞かれました。

小野さん、前田さん。
素晴らしいコンサートを開催いただき、
本当にありがとうございました!