2019年2月14日

茶事で新年を祝う

今日はバレンタインデーですね。

昨今のバレンタインデーは、
「女性から好きな男性に想いを告げる日」
と言うだけでなく、
「お世話になったあの人に、オシャレなお菓子と一緒に
お礼をお伝えする日」
「頑張っている自分へ、ちょっと豪華なお菓子を買って
元気エネルギーをチャージする日」
みたいなことにもなっていて、
時代の流れのようなものも感じます。

当施設では、おやつの時間に
厨房から毎年恒例となっている
『スペシャルバレンタインスイーツ』が届けられる予定です。
入居者様達に喜んでもらえるように、
一生懸命スタッフ達が手作りした一品となっています。

こちらは、去年のバレンタインスイーツ。
去年はガトーショコラをお届けしました。

さて、バレンタインデーに送られるチョコといえば
甘くてほろ苦い味…というのが特徴です。
『ほろ苦い』と言えば、緑茶の一種で、チョコレートだけでなく
様々なスイーツにも使われている『抹茶』があります。

この抹茶を扱う日本の伝統文化といえば…そう、茶道です。


茶道には、新年を祝う『初釜』という行事があるのですが、
当施設でも、裏千家流派のボランティアの方によって開催される
『お茶会』イベントのうち、1月に開催されるものについては
何となく『初釜』の気分で、皆様ご参加いただいているようです。


とはいえ、一番大事なのは「お茶を楽しむ心」。
難しい作法や礼儀等は意識の片隅に置いておいて、
新年のお抹茶を楽しみます。
 


時には、入居者様が自ら茶筅をふるい、
美味しいお抹茶を点ててくださる場面も。

雅やかに、たおやかに…だけど、とても楽しく。
しょうじゅの里三保の『初釜』は、
茶人 千利休が伝えたかった『お茶の心』を
しっかり体現して開催されているものなのかもしれません。