2020年10月15日

紙漉きに挑戦!

当施設が誇るアクティビティの1つに
『いきがい倶楽部』の活動があります。


この『いきがい倶楽部』では
しょうじゅの里三保で過ごす毎日の中に、
何か1つでも楽しみを見出していただこう、と
趣味活動のご提案をさせていただいております。

内容は、絵画や書道、手芸など多種多様。



現在は感染症予防の為に活動がお休みとなっていますが、
健康麻雀や囲碁・将棋など、男性の方にも喜ばれるような
活動も実施しておりました。


さて、ある時入居者様から
「昔、紙漉きをやったことがあってね」
というお話しを聞いたスタッフ。
折角なので、『いきがい倶楽部』の中の工作クラブにて
この『紙漉き』を皆様に楽しんでもらおうと企画しました。

紙漉きキットを購入し、いざチャレンジ!


まず、キット内に入っていた紙の材料になる『ケナパルプ』を
細かくちぎっていきます。



この「細かくちぎる」という動きは
認知症予防の為の『運動』としてかなり有効的だそう。
「第二の脳」と呼ばれている指(あるいは手)を
意識的に大いにに動かすことで、
脳の「前頭連合野」という部分をより活発に働かせることが
できるのだそうです。
ちなみに、この「前頭連合野」という部分は、
巧みな動作を可能にし、思考・意欲・情動などを
実際の行動に変換する場所。
現在、認知症予防だけでなく、脳の機能障害でのリハビリテーションでも
効果に期待できるものとして注目されているのです。


出来上がりを想像しながら、一生懸命に
材料を細かくちぎっていく参加者の皆様。
皆様、驚くほどの集中力を見せてくださいました。


中には
「完成した紙をハガキにして、絵手紙教室で孫に
残暑見舞いでも出してみようかな」
と、とても素敵な予定をされている方も。


『いきがい倶楽部』の名前にあるとおり、
様々な活動を通じて、入居者様に「生きがい」を感じていただけるよう
これからも様々な趣味活動をご提案していきたいと思います。