「リモート」という言葉。
IT用語としての意味は
「離れた場所にある二者(人や機器など)が
通信回線やネットワークなどを通じて結ばれている」
ことを表す言葉になります。
遠くへ出かけることや、
人と逢うことが難しくなってきた中、
このネットワークシステムを使って、
様々な取り組みが行われています。
テレワークやWEB会議といった
『仕事』用のツールとしてだけでなく、
様々なコミュニケーションアイテムとしても
この『リモート』機能は大活躍しています。
7月後半に、あるユニットを覗いてみると
入居者様達がテレビの前に大集合していました。
画面に映し出されていたのは
朝日新聞厚生文化事業団 が企画した
「ゆうゆうビジット・リモートコンサート」。
新型コロナウイルスの感染拡大により、
面会や行事などが制限されている高齢者施設を対象に
当施設から遠く離れた大阪から
ユーチューブでライブ配信するという企画があり、
当施設も視聴させてもらいました。
出演は、俳優の日色ともゑさんと
ポルトガルギターとマンドリンの
アコースティックデュオ・マリオネットさんです。
朗読と演奏による約1時間のコンサートでしたが
皆様、画面にくぎ付けになっていて
あっという間のひと時でした。
演奏された曲目はこちら。
- 暗いはしけ
- 日曜はダメよ
- RuRu
- 南蛮渡来
2曲めの「日曜はダメよ」は
皆様にはお馴染みのナンバーだったので、
何人かの入居者様にマラカスや鈴を渡すと、
曲に合わせて振っていました。
今回の生放送を聴いている他の施設では、
オンライン会議ツールの1つ「zoom」で参加しているところがあり、
演者たちと視聴者の「いる場所」は違っていても
心の位置は同じなのだな、ということを
強く感じることができました。
いつもと雰囲気が異なるコンサートでしたが、
皆様には大いに楽しんでいただけたようです。