豊かな自然に囲まれたしょうじゅの里三保。
春先になると、施設の軒先にツバメが巣を作ったり、
ベランダやバルコニーには、スズメやシジュウカラが
その可愛らしい姿を見せることがあります。
そんな素敵な「お客様」達のために、
工作クラブの皆様が「マイホーム」をプレゼントしよう!と
立ち上がりました。
小鳥達用の巣箱を作って、当施設の敷地にある樹木に
設置しよう、と考えたのです。
各パーツはスタッフが用意し、
それを釘を使って組み立てるのは、
工作クラブに参加されている
入居者様達の『お仕事』です。
久しぶりに金槌を持った入居者様も多く、
最初はぎこちなかった動きも、
そこはやはり『昔とった杵柄』。
だんだんスムーズに釘を打つことができ、
小鳥達への贈り物がどんどん完成していきました。
そして、いよいよ『上棟式』…ならぬ、『設置式』を開催。
この日は、工作クラブに参加されていない皆様も
会場に集まってくださり、ずいぶん賑やかなイベントになりました。
出来たばかりの巣箱をかかえる入居者様達。
営繕スタッフと協力して、工作クラブのスタッフが
施設の建物横に植えられた、背の高い樹木に巣箱を設置します。
「可愛い小鳥達が来てくれるといいねぇ」
「外に出る楽しみが増えたな」
設置された巣箱を見上げて、そんな会話を交わす皆様。
しょうじゅの里三保の『名物』が、
また一つ増えました。