★☆栄養士が語る今週の献立のこだわりポイント☆★
【7月7日(水)昼食特別食 七夕そうめん】
そうめんのルーツは、中国伝来の「索餅」という小麦粉料理だといわれています。
索には縄をなうという意味があり、縄のようにあんだ小麦粉のお菓子のようなものだと考えられています。
古代中国には「7月7日に死んだ帝の子が霊鬼神となって熱病を流行らせた。
そこで、その子の好物だった索餅を供えて祀るようになったことから、
7月7日に索餅を食べると1年間無病息災で過ごせる」という伝説があります。
奈良時代に索餅が日本に伝えられると、麦の収穫期に麦餅を作る風習とともに
宮中行事に取り入れられ、一般にも広がっていきました。
やがて、索餅はそうめんへと変化し、七夕にそうめんを食べるようになりました。
また、色がついているそうめんは、五色の短冊と同じように、陰陽五行説の五色に由来する厄除けの意味が込められています。
本来は「青・赤・黄・白・黒」の五色をお供えしていましたが、いずれかを用いることが多くなりました。
今回の七夕特別食には黄色とピンクのそうめんを入れる予定です。