2020年4月2日

医療人としてのStep Up!

研修施設としての顔も持つ当施設。
昨年度も、多くの実習生が訪れ、
当施設にて高齢者介護について学んだり、
当施設で行っている様々な取り組みを
直に体験していただきました。

3月は横浜実践看護専門学校の生徒さん達が
実習に訪れました。
受入時期は、新型コロナウイルスについて
まだ世の中が少しザワザワしてきた程度の頃でしたが、
感染症予防対策は徹底した上で
実習を行ってもらいました。

まずは当施設の事務長による座学。

その後、相談員が施設内を案内しながら
簡単なオリエンテーションを行います。


生徒さんの中には、多床室型の老人ホームを
イメージしていた方もいて、
『ユニット型』の当施設の仕様や設備に
感心した様子を見せていました。

いよいよ実習です。
各ユニット内やデイサービスで
実際に利用者様とふれあいながら、
介護の現場で様々なことを学んでもらいます。


時には、食後の体操(=集団機能訓練)を一緒にやってもらったり


個別活動の時間では、利用者様のサポートをしてもらったり…


利用者様達も、お孫さんと同じ年ごろの実習生たちに
「将来は良い看護師さんになってね」
と、エールを送られていました。

実習中に、ちょっと素敵なワンシーンが…

ある実習生さんが将棋を指せる、ということで
利用者様と一局打つことに。

時には、ギャラリーを交えての好対局もったようで、
滅多にない注目ぶりに、利用者様もちょっと照れた様子で
「なんか、たまにはこういうのも良いねぇ」と
ニコニコされていました。

蛇足ですが、対局については、
なかなか筋の良い手を打つ生徒さんだったようで、
実力者として知られる利用者様も、
時には「待った」をかける場面もあったようです。

世代交流の一環ともなっている、この介護実習。
医療人としてのステップアップに
少しでも当施設がお役に立てられているのであれば
とても嬉しく思います。