しょうじゅの里三保では、
裏千家流派の先生をお迎えして、
定期的にお茶会を開催しています。
もちろん、茶道の新年会にあたる『初釜』も、
新しい年を迎えたお祝いも兼ねて実施しています。
とはいえ、「堅苦しいものではなく、
誰でも気楽に、茶道という文化に触れてほしい」
という気持ちを込めて、
イベントの雰囲気はふんわり・ゆったり。
まさに、千利休が伝えた
『茶の湯とはただ湯をわかし茶を点てて
のむばかりなることと知るべし』
のむばかりなることと知るべし』
という言葉を、そのまま体感できるような
イベントになっています。
とはいえ、折角の『初釜』ということで、
和装姿で参加される入居者様も。
そんな『特別なひと時』をあえて作るのも、
穏やかな日々の中にちょっとした刺激を
与えるのかもしれません。
さて、今年の『初釜』は、入居者様だけでなく、
スタッフも参加してのイベントにもなりました。
茶道をたしなんだことのある入居者様が
釜の前に座っただけでなく、
「茶道はまったくの未経験です」
と言う男性スタッフも、先生の優しい指導を受け
ドキドキの初体験。
営繕スタッフも、お相伴にあずかって、
「なんだか、気持ちもスッとしてくるね」
入居者様とのふれあいだけでなく、
文字通り『一服』の時間をいただき、
お仕事へのやる気がチャージできたようです。
こんなふうに、施設の中で過ごす様々な世代の人々が
時には「日本文化に親しむひと時」を持つ、というのも
なかなかオツなものかもしれません。